☆ お待たせしました！雪深き郷“津南” より 令和３年産
魚沼産コシヒカリ1等玄米30kg食味特Aをお届けします☆ 自己紹介
●ご挨拶
はじめまして。新潟県のいちばん南、津南町で40年間お米作りに励んでおります。私の住んでいるところは、３ｍ以上の雪が積もる豪雪地です。田んぼのすぐ側には、日本一の大河「信濃川」が流れています。春の新緑に始まり、夏の艶やかなひまわり、秋の色鮮やかな紅葉、冬の眩しい銀世界まで、四季折々の風情がある自然いっぱいの町です。私どもが手がける「魚沼産こしひかり」は、知名度、食味、価格どれをとっても日本一と言われてきましたが、他産地の農家の皆さんに負けないようにと、津南にしかない「水」、「気候」に、独自の創意工夫を凝らして、本物の日本一のお米を全国のお客様、そしてご家族様の食卓にお届けします。皆様の食卓が沢山の笑顔になりますように日々頑張っています！

●私の情熱
なぜ日本一なのか！ 一つは、「水・自然の力」です。町全体の地形が河岸段丘状になっていて、台地の肥沃な田んぼを、ミネラルたっぷりの雪解け水が一年中絶え間なく潤してくれるからです。そして津南ならではの昼夜の寒暖差が大きい気候です。この地形と自然条件のマッチングは他の魚沼地方では見ることができません。
二つ目は「ポット苗」の栽培です。手間がかかるので栽培農家も少ないですが、一株一株の苗がしっかりしていて、田植え後も丈夫で元気に成長します。
三つ目は「エコな農業」です。早期の稲わらやもみ殻の鍬込み、有機肥料を投入し、減化学肥料・減農薬を実践しています。。
この三つをベースに、作業はいつも丁寧に！愛情を持ってお米を育てることが私の信念です！

●こだわりその１
山々の沢山の雪解け水が台地にしみ込んで、やがて湧き水になって台地を潤してくれます。私どもの一段上の台地には、農業用水の水源になる全国名水百選の「竜ケ窪の池」など湧き水の池が幾つもあります。真夏の暑い時期でも一定の湧水量ですから、田んぼに引く水が枯れることはありません。ミネラルたっぷりの清水がお米を育んでくれます。 8月の稲の登熟期には、日中は30度を超える暑さになります。この暑さも夜間には20度くらいに冷えるので、温度差は10度以上になります。この差が、デンプンの成分を程よくしてくれますので、後々の「粘りのあるお米」に育つのです。

●こだわりその２
稲作りのキーポイントは、春の苗作りにあります。私は平箱苗と比べて手間のかかる「ポット苗」を栽培しています。ポット苗の苗箱は、全体にポット状の穴（15ｍｍ位）が網目状に並んでいて、一つ一つの穴に土、肥料、種籾を入れて苗を育てます。この１ポットが田植えの時の１株になります。欠株も少なく、しっかりと植えられますから、田植え後も元気に丈夫に育ちます。ポット苗の元気は素晴らしいです！

●こだわりその３
良質のお米は良質の土壌からをモットーに、「エコな土作り」に力を注いでいます。稲刈り作業後に、堆肥、もみ殻、菜種油粕、魚粕といった有機肥料を稲ワラの上に撒いて、一緒にトラクターで土に鍬込みます。ワラが枯れる前に生のままで耕運するので、ワラの腐食が一段と進んでワラ自体が堆肥になり、最高の土壌ができあがります。循環型農業の実践で、もみ殻散布は土壌改良にも役立ちます。
H23年度エコファーマー認定！【認定番号16162号】
●こだわりその４
お米の味（食味）と食味値には密接な関係があります。食味に関しては、実際に専門のパネラーさんが食べてみて判定する官能試験と、数値で評価する理化学試験の二つがあります。このうち理化学試験は幾つかの判定項目から構成されていて、総合点数で評価されます。中でも「タンパク質の値」はお米の美味しさを左右するほど大きな要素を占めますので、地元JAさんはタンパクの目標値が5.0～6.0％になるよう農家さんへお願いをしています。タンパク値は窒素成分が多いほど高くなり（肥料過多で多収量）、不味いお米と判定されます。反対にタンパク値が低いほど食味値の点数が100点に近づきますが、肥料が極端に少ない栄養不足のお米も高い点数になってしまうので、高すぎず低すぎない適度な値こそが美味しいお米の判定基準と言えます。ちなみに令和２年産の我が家の値は「5.7％」でした！日本のお米の平均値が7.4％ですから、炊きあがりの、ふっくら感、美味しさ度は最高です！
商品説明
●令和３年産のお米づくりは、「実践」と「感謝」の継続の一年でした！
●艶々ピカピカの超うんまい！最高級の魚沼産こしひかりを、どうぞご賞味ください！

★土づくりの実践★
我が家の米作りは、有機肥料を適度に施用して、化学肥料・農薬の量を少なくするように栽培しています。有機肥料の堆肥、もみ殻、油粕・魚粕は毎年撒いて、稲刈り後に稲わらと一緒に土にすき込む作業をしています。化学肥料とのバランスを考えながら、効率良く作物に養分が吸収され易い土壌づくりを目標にしています。今年もおかげ様で秋には黄金色に輝く見事な稲穂が実りました。化学肥料を思い切り減らしても、土が育む力（地力）の素晴らしさに感動です！この地力のおかげで、一般的な慣行栽培と比べて、化学肥料で5割減、農薬で4割減を実践しています！特別栽培米の認定こそ受けておりませんが、肥料体系では認定基準と同等のレベルですので、特別栽培米に勝るとも劣らない安心・安全で超美味しいお米です!!

★畦草刈りの実践★
5月中旬以降、田んぼの畦には雑草が生茂り、夏に向けて最高に元気を出します。稲穂が出始める頃から雑草の辺りは病害虫の格好の棲み処になり、そのままにしておくと穂が被害を受けて品質が著しく下がってしまいます。我が家では病害虫被害を受けないよう、畦草刈りを徹底して行っています。自慢ではありませんが、我が家の田んぼの畦は日本一きれいだと思っております！地道な作業を続けることで、被害をより少なくし精米したときにはお米の奇麗さに自ら感動してしまいます！

★乾燥・調整の実践★
いくら品質が良くて美味しいお米を収穫しても最後の乾燥・調整作業がうまく行かないと、せっかくのお米が台無しになってしまいます。令和２年から新たに遠赤外線乾燥機を導入して、お米の「芯」から乾燥させる方法を取り入れました。お米は表面も内部も均等に熱が行きわたり、スムースに水分が乾燥しますので、旨味成分をしっかりと閉じ込めたお米に仕上がります。乾燥が終わると最後の調整作業ですが、JAさんの指導で、22年産米から米選機網目を今までの1.85mmから1.90mmに切り替えて青米を取り除き、整粒率を80％に仕上げています。青米が少ないので、食味がグーンとアップしています！

★大地の恵み“津南の水”に感謝…★
今年は梅雨開けまでは順調でしたが、お盆頃までの猛暑かと思えば、一転して経験したことの無い低温が続き、稲刈り間際まで天候不順となりました。暑い夏の最中でもここ津南はミネラル豊富な湧き水が絶え間なく流れています。寒い時には温かく、暑い時にはヒンヤリと冷ましてくれる水は正に生命の源です。春、雪・霜の降る時は苗代に水をかけ流し、夏の地割れする時は、土と稲を潤して、この水のおかげで最高級の1等米を育てることができます。この水があるおかげで、この地で稲作りができるから、数々の苦難を乗り越えることができるのです。心から大地の恵みに感謝です！

毎年の異常気象と予想できない気象変化に頭を悩まされますが、いつも以上のお米を作りたい！ そしてお客様に喜んでいただきたい！この気持ちは自然の厳しさに増して強くなるばかりです。今年も本当に厳しいシーズンでしたが、「本物のお米」が出来あがりました！ふっくら艶々ピカピカの魚沼産コシヒカリを皆様にお届けします。どうぞご賞味ください!!