旗を持つ羊 1700 ニュルンベルグ ラム ラムダカット ダカット 金貨 リストライク NGC ドイツ 羊に旗 平和 NGC

商品仕様 ■コイン仕様
発行 : ニュルンベルグ
発行年 : 1700年
額面 : 1ダカット
品位 : 金 0.986
重量 : 3.5g
直径 : 18mm
発行枚数：ー
詳細
一時期のゴシッククラウン銀貨や都市景観コインのような眼を見張る価格上昇を見せ始めているニュルンベルクのラム・ダカットコイン。

表面のデザイン
地球の上にラテン語で平和を意味する「PAX」の旗を持って立つ羊
TEMPORA NOSTRA PATER DONATA PACE CORONA（父（キリスト）が我々の時代を平和という贈り物で仕上げてくれる）。

3つの盾と紋章
1700年｜RESP. NORIMBERGENSIS SECVLVM NOVVM CELEBRAT（ニュルンベルクの新世紀を祝福する）

ラムダカットは、17世紀から19世紀にかけてヨーロッパ各地で使用された羊をモチーフにした金貨です。そのデザインには、羊や鳩、レジェンド（文字）などが使われており、平和に対する願望が強く表現されています。
最初にダカットが発行されたのは1140年で、イタリアのシシリアで銀貨として発行されました。その後、金貨も発行されるようになり、中世後期から20世紀にかけて、神聖ローマ帝国やオランダ、デンマーク、スペイン、そしてフランスなどヨーロッパ各地に広まりました。

ラムダカットが発行された背景には、17世紀後半から18世紀初頭にかけての「三十年戦争」があります。この戦争はプロテスタントとカトリックの対立から始まり、ヨーロッパ全体に広がりました。30年にも及ぶ長く悲惨な戦争を嘆き、平和を望む気持ちが強くなるのは当然です。そして、その平和を望む気持ちは18世紀という新しい世紀を迎えたことによってさらに強まり、1700年にラムダカットが誕生したのです。

また、ラムダカットがニュルンベルクで発行されたということも意味深いです。ニュルンベルクは、三十年戦争で大きな被害を受けた自由都市であり、戦争を象徴する場所でもありました。そのような状況下で、ラムダカットは平和を祈る金貨として発行され、人々の心を和らげる役割を果たしました。



その他 画像と実際の色は異なって見える場合がありますのでご了承下さい。
十分な検品の上コンディションを判断しておりますが、人によりコンディションの捉え方が違う場合がございます。ご理解とご納得の上ご入札をお願い致します。
気持ちの良いお取引ができるようにいたしますのでご検討よろしくおねがいします。